悪魔と天使と快楽主義者

管理者:みやちん◆天使のザワメキ 悪魔のササヤキ

孤島の鬼/江戸川乱歩

孤島の鬼 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

孤島の鬼 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)


蓑浦金之助は会社の同僚木崎初代と熱烈な恋に陥った。彼女は捨てられた子で、先祖の系図帳を持っていたが、先祖がどこの誰ともわからない。ある夜、初代は完全に戸締まりをした自宅で、何者かに心臓を刺されて殺された。恋人を奪われた蓑浦は、探偵趣味の友人、深山木幸吉に調査を依頼するが……! 乱歩の長編代表作。挿絵・竹中英太郎


『ドグラ・マグラ』の文章がとても難しかったおかげか、狂おしいほどにめっちゃ読みやすい・・・!!
そして気付いたらBL小説を読まされていたのでありました←
いやーなまなましいわw




早々に2人が殺されて、早々に手を下した犯人が判明するんだけど。
密室だったり人混みだったりでの一見不可能な犯行を実行したのが12歳の子どもだったことが判明するんだけど、それがまだ全体の半分にも行かないうちに判明するっていう。
上記の内容だけでも十分えぐいと思うのにその後にもっとえぐい展開が待っていたのはすごいわ。
男女の双子で体がくっついてるって、一卵性じゃないと起こらない奇形のはずだから男女の癒合双体って絶対ありえないって知識はわたしでも持ってるよ←
だからすぐ造り出されたものってわかったけどえぐいわー。
昔友達に借りて読んだ漫画で、たぶんホラーに分類される古い漫画だったと思うんだけど、どこか研究所の中みたいなところで「孤島の鬼」に出てき癒合双体みたいにくっついた男女が出てきた。
2人はその施設でくっつけられた、っていうお話だったのを思い出した。
でもその他の内容を全く思い出せないしタイトルとか一文字たりともわからない、でも気になる←
ところで誰がどこで秀ちゃんと吉ちゃんの体をくっつけたんだろうか。
てかおそらくは明治の末期にそんな技術あったんだろうか。
あと池袋が人家もまばらな細い田舎道で夜は人通りはほとんどないとか書かれても違和感しかないw




語り部の髪の毛が真っ白になった洞窟のシーンは臨場感あった。
一気にBL具合も加速したけど←
まさかあそこで死んだと思われてた人が出てくるとは思ってなかったよ!!
蟹食べたくなったよ!←




やっぱり江戸川乱歩はおもしろいです。
続けて別のお話読んでるよ。